個別銘柄分析
1. 導入 ゆうちょ銀行は、いま改めて見直す価値がある銘柄です。 理由はシンプルで、日本の金利環境が変わり、巨大な円金利ポートフォリオを持つゆうちょ銀行にとって、収益改善の追い風が吹き始めているからです。 ただし、単純に「高配当だから買い」と見…
導入:なぜ東京海上HDに注目するのか 東京海上ホールディングスは、日本株の中でも「長期保有に向く大型優良株」として見られやすい銘柄です。 理由はシンプルで、国内損保で強いだけでなく、海外保険事業が大きく育っており、さらに累進的な配当方針を掲げ…
この記事で使う一次情報・参考リンク 三井住友FG 2026年3月期 第3四半期決算短信 三井住友FG 2025年度3Q実績資料 三井住友FG 2025年3月期 有価証券報告書 三井住友FG 株主還元方針・配当情報 三井住友FG 株式基本情報 Yahoo!ファイナンス 三井住友FG 8316 Ya…
導入:楽天グループを今見る理由 楽天グループは、いまの日本株の中でもかなり評価が難しい銘柄です。 理由は単純で、EC、カード、銀行、証券、旅行、モバイルという強い事業を持ちながら、モバイル投資によって財務と利益が大きく傷んだ会社だからです。 た…
湖北工業は、ぱっと見では何を作っている会社か分かりにくい銘柄です。ですが、実態はかなり面白いです。 この会社は、アルミ電解コンデンサ用リード端子と、海底光ファイバ通信ケーブル向けを中心とする光部品・デバイスという、かなり特殊で参入障壁の高い…
参考にした一次情報・主要リンク マニー 会社概要 マニー 事業内容 マニー IRサイト 2025年8月期 決算短信 2025年8月期 決算説明資料 中期経営計画2029 株主還元・株主優待(公式) 有価証券報告書(2025年8月期) Yahoo!ファイナンス 株価ページ Yahoo!ファ…
導入 UBEをいま見る価値は、単に「PBRが0.55倍で安い」からではありません。市場が見ているのは、ベーシック化学の重さを引きずる会社が、本当にスペシャリティ化学へ脱皮できるのか、その一点です。 しかもこの会社は、安値放置されているだけの銘柄ではあ…
東京製鐵は、派手なテーマ株ではありません。しかし、中長期で日本株を追うなら、一度は本気で向き合うべき会社です。鉄スクラップを原料にする電炉メーカーとして国内最大級の地位を持ち、脱炭素の流れそのものを追い風にできる立場にいるからです。 一方で…
一次情報リンク ARCHION IR ARCHION 事業紹介 ARCHION Investor Day資料(英語) ARCHION 新規上場のお知らせ ARCHION IFRS任意適用のお知らせ ARCHION 経営統合完了のお知らせ 日野自動車 2026年3月期 第3四半期決算短信 日野自動車 2025年3月期 有価証券報…
新明和工業は、相場で派手に語られやすい会社ではありません。ですが、中長期で企業価値を積み上げる銘柄を探すなら、こういう「景気敏感を含みつつも、社会インフラのど真ん中にいる複合企業」は外しにくい存在です。 しかも足元では、2025年3月期に売上高2…
酉島製作所は、派手なテーマ株ではありません。ですが、水不足、老朽インフラ、防災、海水淡水化、発電所更新、そして将来のアンモニア・水素まで、社会に必要な分野に深く入り込んでいる会社です。こういう会社は、景気の追い風だけでなく、社会構造そのも…
導入 サンエーは、地味に見えて実はかなり強い会社です。 沖縄県を地盤に、食品、衣料、住居関連をまとめて押さえる小売事業と、コンビニ事業を展開し、県内有力企業として高い存在感を持っています。2025年2月期の連結営業収益は2,185億92百万円、営業利益…
第一生命ホールディングスは、2026年4月1日付で社名を株式会社第一ライフグループへ変更しました。この記事では投資家に馴染みのある「第一生命」という呼び方も使いますが、分析対象は現在の上場会社である第一ライフグループです。 結論から言うと、この会…
アステリアは、派手な大型IT銘柄ではありません。けれども、中身を見ると「企業向けソフトウェア」「高粗利」「ストック売上」「高い財務健全性」という、中長期投資で好まれやすい要素をかなり揃えています。 一方で、株価はすでにそれなりに夢を織り込み始…
導入 リョーサン菱洋ホールディングスの見方は、昨日までと今日でかなり変わりました。 理由は明確です。2026年4月2日に、連結子会社リョーサン菱洋に対して、主要取引先であるルネサス エレクトロニクスから特約店契約終了の申し入れがあったと会社が適時開…
金利正常化は追い風か、それとも“遅れてくる逆風”か。地域銀行を中長期でどう見るべきか 日本の地銀をいま改めて見直す理由は、業績の改善が「景気敏感の一時風」ではなく、金利の構造変化によって起きている可能性があるからです。日銀は2026年3月時点で無…
導入 ENEOSホールディングスを雑に見ると、「国内最大の石油元売り」「景気敏感」「配当がそこそこある会社」で終わります。しかし、今のENEOSはそれだけではありません。JX金属の上場でポートフォリオが変わり、株主還元方針も変わり、さらに電気・再エネ・…
火災報知器メーカーと聞くと、多くの投資家は「成長株っぽくない」と感じるはずです。 実際、ホーチキは生成AIや半導体のような派手なテーマ株ではありません。ですが、中長期投資では、こういう“目立たないのに強い会社”が案外いちばん手堅いことがあります…
原油高の巻き戻しで何が上がり、何が沈むのか。日本株を中長期でどう見るか いまの相場で一番重要なのは、イラン戦争そのものよりも、その戦争が原油価格、海上物流、金利観測、景気不安を通じて世界の価格体系をゆがめている点です。2026年3月末時点では、R…
1. 導入 宇宙関連株は、どうしても期待先行で語られやすいです。その中でもアストロスケールホールディングスは、かなり象徴的な銘柄だと思います。 理由は明快です。この会社は、まだ利益が出ていない段階でありながら、「宇宙ごみの除去」「衛星の寿命延長…
日米首脳会談にあわせて公表された「対米投資第2弾」は、単なる外交ニュースではありません。株式市場の視点で見ると、これは原子力、重電、素材、エネルギーインフラ、経済安全保障という複数のテーマが一気につながった、大きな資金テーマです。今回の発表…
米国のAI電力需要拡大は、日本株の新しい追い風か。それとも高値掴みの入口か 米国向けの大型投資と、米国内でのガス火力発電所開発は、日本企業にとって単なる「海外案件」ではない。2026年に入ってからの流れを見ると、これは日本の商社、ガス会社、重電、…
読売新聞の「米国産原油を日本で『共同備蓄』、日米首脳が合意へ」という見出しは、株式市場の見方を変えうるテーマです。これは単なる外交の話ではなく、日本のエネルギー安全保障、原油の調達先、備蓄のあり方、海上輸送、そして防衛・海洋政策まで一気に…
読売新聞の「米国産原油を日本で『共同備蓄』、日米首脳が合意へ」が示しているのは、単なる原油の調達先追加ではありません。日本のエネルギー安全保障を、中東偏重から少しでも引きはがし、備蓄・輸送・精製・安全保障まで含めて再設計する話です。 このテ…
インフレが家計を圧迫するとき、真っ先に効いてくるのは「住宅ローンそのもの」だけではありません。食費、光熱費、保険料、教育費がじわじわ増える中で、毎月の住宅ローン返済額が変わらなくても、可処分所得に占める返済負担は実質的に重くなります。さら…
一次情報・主要参照リンク まず最初に、今回の分析で土台にした一次情報と主要参照先をまとめます。 新明和工業 IRトップ 2026年3月期 第3四半期決算短信掲載ページ(公式) 2025年3月期 決算短信(公式PDF) 有価証券報告書一覧(公式) 第101期 有価証券報…
1. 導入|なぜ今、美濃窯業なのか 美濃窯業という社名を聞いて、即座に事業内容や強みが思い浮かぶ投資家は多くないでしょう。株式市場では完全に地味株・不人気株の部類です。 しかし、中長期投資という視点に立つと、この会社は意外と「しぶとい」。 イン…
中央製作所(6846)は、名古屋証券取引所メイン市場に上場する産業用機械・電気機器メーカーです。派手さはありませんが、電源機器、表面処理装置、電気溶接機といった生産設備の中核を担う装置を手がけ、製品の約75%がオーダーメイドという、いかにも日本…
鳥越製粉は、派手な成長株ではありません。 一方で、2024年末以降は「配当性向100%目標」「株主優待の拡充」「PBR改善を意識したIR強化」が重なり、これまでの“地味な低ROE企業”から、“資本政策を動かし始めた老舗食品株”として見方を変える必要が出てきま…
はじめに:この銘柄、いま何を見に行くべきか ベルシステム24ホールディングス(以下、ベル24HD)は、国内最大級のコンタクトセンター(CRM/BPO)を中核に、バックオフィスBPOや周辺領域まで広げる「総合BPOパートナー」を掲げる会社です。株式投資の観点で…